教室と時間割を超えた学びに参加してみませんか?

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2021年度 第1回ABLプログラム「ハカレ!」を実施しました

お知らせ 活動プログラム(旧 ABLプログラム)

プログラムのねらい

日常場面にはたくさんの問題があふれており,それを「どうしてかな?」と好奇心をもって焦点化し、実際に試してみることが大切です。今回のプログラムでは学校の校舎の高さを制限のある中で実測しました。自分たちの手や体を使って、答えは一つ、やりかたは無限大である課題を試行錯誤し、学びの楽しさを体験しました。
活動を行う中で、学校で学んでいる教科がリアルな知識と繋がっていることに気づくきっかけになることもねらいとしています。

スケジュール

3月1日 10:45~12:25 ミッション発表「校舎の高さをハカレ!」
3月3日 10:45~12:25 実測
3月8日  8:35〜9:25  発表

概要

日時 2022年3月1日・3日・8日
参加者 鉢山中学1年生 28名

活動内容

今回のミッションは「ハカレ!」です。

鉢山中学校1年生で数学の授業5時間を使って自分たちの学校の校舎の高さを測ることがミッションです。まずは、両腕、掌、足の大きさなど自分の体を使って、窓のながさ、机のはば、高さなど予想することから始めました。今回使えるアイテムは、定規、分度器、ストップウオッチ、紙テープ、タブレット、ビニールボールのみ。答えは一つだけど、やり方は無限大、限られたアイテムを駆使して、自分たちの計測方法を考えました。そのアイテムが使えるかどうか、校庭の多機能器、体育館のバスケットゴールの高さ、校舎の4階(4階の床から屋上まで)などを実測してみました。

2回目は、前回の計測方法を見直しながら、いよいよ校舎を測りました。階段の高さを一つ一つ測ったり、ボールの落下速度を計算したり、自分の身長を活用したり、写真やスライドを利用したりと、たくさんのアイデアで計測しました。実際、計測を始めると、「ボールの速さが早くて正しい速さが測れない」「階段の高さが違う」「扉に取手がついていて計測しづらい」など予想しなかったことも起こりました。30分という時間制限をいっぱい使ってどの班もぎりぎりまで計測をしました。

3回目は、計測結果の発表と、正解の発表です。なんと、誤差30㎝以内という「ぴったり賞」をとった班が2班もありました。そのほかの班も講師を唸らせる計測アイデアがたくさんみられ、「グッドプレゼンテーション賞」「Sさんぴったり賞」「コツコツがんばったで賞」「比率を追求したで賞」「ナイスアイデア賞」「落下をよく観察したで賞」とそれぞれの班にオリジナルな賞が送られました。この活動を通してどれだけ数学の学習ができたでしょう?

学びは身近なところにたくさんあること、数学はいろいろな場所に生きていくこと、何よりも「勉強する」というのは机に向かってやるものだけを指すのではなく活動することからも学習は成立することに、生徒さんたち自身が気づくことができました。

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