LEARN in 渋谷「東大先端研でシジュウカラを探せ」を実施しました
活動プログラム(旧 ABLプログラム)東京都目黒区駒場。都会の真ん中に鳥っているのだろうか?
そして鳥たちは、独自の言語でどんな風にコミュニケーションをとっているのだろうか?
鈴木俊貴先生と双眼鏡を持って駒場野公園を散策し、シジュウカラをはじめ、いろんな鳥たちが何を語っているかを教えていただきながら、一緒に観察しました。
気づけば、初めて会った仲間たちと「あそこにいるよ!」「もっとこっちだよ」と子どもたち同士でコミュニケーションを取りながら、活動していました。
午後はLEARNメッセージに参加。鈴木先生がご講演されるお部屋へ入った子どもたちは、活動の感想を発表しました。
「もっと鈴木先生と観察したかった」「時間が足りなかったー!」と名残惜しそうだった子どもたち。帰りにまた駒場野公園へ戻り、観察を続けた子もいたようです。
プログラムの様子と参加者からの感想を抜粋して、以下に報告いたします。
実施日
2024年1月28日(日)
参加者
渋谷区在住・通学中の児童生徒 12名
プログラムの様子
参加者感想
*抜粋して掲載しています
【子どもたちからの感想】
このプログラムに参加して一番心に残ったことは、シジュウカラの鳴き声にこんなにもの種類と意味が込められていることに驚いたことです。鈴木先生の研究の話のおかげで、観察することの大切さに気づきました。このプログラムを終えて、僕はこれから身近なものや、好きなことに注意して観察してみようと思いました。(小6)
鳥関連の仕事として、新しく「研究者」という道があるのを学んだ。魅力に感じる。(小6)
このプログラムを通して本当に鳥が喋っているのだと鈴木先生に教えてもらいました。普段から鳥が何か言っているのではないかと、ふと思うことはありましたが、先生とバードウォッチングをして目の前で『集まれ』と言った鳥に他の鳥が集まって来るのを見て、本当に鳥は喋っていたということを教えてもらえました。(小6)
シジュウカラ語をたくさん学ぶことができて面白かったです。また、バードウォッチングをしながらも、知らない鳥や鳥について詳しく知ることができました。自分も将来、研究者になりたいと思っているので答えを知って終わりではなく、さらに深く研究したいなと思いました。(小3)
シジュウカラの鳴き声のピーツピ、ピピピがかわいかった。スタジオで話すときすごくきんちょうしました。だけどがんばって感想が言えてよかったです。 先生はシジュウカラの色んな言葉がわかるからすごいなぁと思った。ぼくも先生みたいに色んな言葉がわかったらいいな、鈴木先生みたいになりたい。(小2)
シジュウカラにことばがあることがわかって、おもしろかったです。おじいちゃんの家の庭の巣箱に毎年シジュウカラが卵を産みに来るので、春に行った時に「ピーツピヂヂヂ」をためしてみたいと思いました。 (小1)
【保護者からの感想】
鳥を飼っていたこともあり参加前から関心を持っていました。部活や塾の宿題で忙しく行けるかどうか不安に思っていたようでしたが、当日になると当然参加するものだという意気込みで出かけました。帰宅後、中学生が自分だけだったこと、先生が思っていたとおりの人だったこと(彼女の中では鳥の研究者に対するイメージが出来上がっている模様)、繁殖期の鳥たちを見たこと、また参加したいこと等話していました。(中2 保護者)
とても有意義な時間を過ごして来た様で、沢山鈴木先生から教わった話を聞かせてくれました。スマホにメモをしたのを送ってくれました。
シジュウカラ
・何種類かの鳥で群れを作る。
・ネクタイが太い方が強い。
・言葉を話す。
・求愛の歌は親のものを真似ている。
・犬と猫などを見分けられ、猫が近づいた場合のみ反応する。
・巣は木の穴につくる。
・鳴き声だけでなくジェスチャーをしている!
・オーストラリアでは匂いでコミュニケーションする。
「ダーウィンが来た」で鈴木先生を知り、更にお会いする前にもYouTubeで先生を見て大変楽しみにしていました。新しい論文も早く知りたい!と大変楽しみにしています。研究にとても興味が出た様で『東大に行きたくなっちゃった』と言っております…。この様な企画に参加させていただきありがとうございました。(小6 保護者)
20羽まで見つけたかったー、と第一声。憧れの鈴木先生に会えて、直接話を伺えて大興奮でした。先生は鳥の声を聞いただけで鳥がどちらに飛んでいくかわかるから、自分もそんなふうになりたいと言っていました。鳥の見つけ方、双眼鏡の使い方もおしえていただいたので、違う公園にも観察に行きたいと言っています。将来は鈴木先生の動物言語学の教室に入り鳥だけじゃなく様々な動物の言語を研究したいと話していました。この度は現地に実際参加させていただき、息子の好奇心、探究心を深めるプログラム、ありがとうございました。興味をもったことを伸ばせるよう家庭でもフォローしていきたいと思います。先生の新しい論文を親子で楽しみにしております。(小5 保護者)
すごく楽しかったようで、帰宅後に寒い中もう一度カメラと双眼鏡をもって駒場野公園に向かいました。先生の言葉や行動を細かく覚えていて沢山話してくれました。好きなことをして生きていきたい、といつも考えていて、ルールに縛られて今は学校が息苦しい様子ですが、先生と出会えたことでまた将来のビジョンが少し明るく希望が持てたようです。ありがとうございました。
引き続き鈴木先生とのご縁がありますように。(小5 保護者)
とても楽しかったと帰ってきました。鳥が話をしていることに驚きを感じ興奮していました。また、鳥がよく見られたようで、また見に行きたい!と言っております。外の世界に興味を持たせる一歩をありがとうございました。(小3 保護者)
双眼鏡で鳥を探し、鳥同士がどんな会話をしているかを先生に説明してもらえたのが面白かったと話していました。同じ景色も視点が変わると見え方が変わるという体験ができてよかったです。(小1 保護者)